下品な「かぎ括弧」の使い方 / 不敬の輩 Part 3
こんばんは。「カッコマン・ブギ」の宇崎竜童です(ウソ)。

今日提出する宿題は: 下品な「かぎ括弧」の使い方

かぎ括弧「... 」は基本的に引用に用います。その部分に手を加えていませんよ、手を加えることはできませんよ、ということを示します。もう少しブレークダウンしてみましょう。

・引用: 誰かが言った言葉、書いたテキスト、定義、またはそれらの一部。丁寧な人は活用をする場合でも変わらないところまでをかぎ括弧でくくる。例えば、「バーボンをのむ」という部分と「葉巻を吸う」を使いたい場合に、『「バーボンをの」んだり、「葉巻を吸」ったりした』など。

・ことわざ、定理など: 誰かの引用ではないが、一般に使われているものであって、それをそのまま使っていることを示す。自分が作った言い回しでないということも示す。例) 『「備えあれば憂いなし」という訳で防災用品を点検しました。』

・題名: 音楽、書物、絵画などの作品に作者がつけた題名。普通の語だったら同義語に変換しても良いが、この場合はそのまま使わなければならないことを示すためにかぎ括弧を使う。

基本はこういうところでしょうか。発展形としては以下のようなものがあります。

・建前では言われている(が、世の中にはそうでないと認識されている)定説: 口頭では引用部分をしべるときに両方の手をチョキにして(手の甲は外向き)示すことがある(ダブルクォートの意味)。"Men In Black"では、アナウンサーがこのサインを示しながら「地球外生命体は地球には来ていないことになっています」といっていました。

・世間が与えたキャッチフレーズ、タイトル: 例えば、「無冠の帝王」、「国会の爆弾男」、「XXX社の天皇」など。

・その人が名乗っているタイトル/役職: その人が名乗っていることは事実として伝えるが私は(または世間は)認めていませんよということを示すため、かぎ括弧をつける。例) 『XXX教「教祖」某山某介』、『「発明件数第一位」ドクター・中松』

特に最後に示した使い方は揶揄したい場合に効果的に使う事ができます。以前私の通っていた(あんまり通ってなかった?)大学では、大学紛争の名残があって、立て看板がよくありました(うちの大学は中核派が主流だったらしい)。立て看板の中で、「日本民主青年同盟」(日本共産党の... 関係はなんていっていいのか良く知りません、ごめんなさい)のことを
「民」青
と書いてありました。「民主」を標榜しているが決してそのような組織じゃないぞということを主張している訳です。私、「こいつらやってることはバカだけど学あるな」と思いました(私だったら「民」「青」と書くかも)。

揶揄は使いすぎると下品になるので、注意が必要です。



こういうことを考えていたときに見つけたこんな表題。
警察も大困惑 「天皇陛下」が慰問された
 新潟県川口町の「町長は元オウム信者」だった!
(週刊新潮2004年11月18日号)
2番の使い方は誰かのタレコミの引用なんでしょう。最初の使い方は... いわゆる「天皇陛下」と呼ばれる人... 今上天皇の地位を新潮社は認めていないのね。

え? この雑誌記事に対しては突っ込みどころが違うだろって? やっぱり?
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by yoshihiroueda | 2004-11-13 21:58 | 言語とコミュニケーション
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