こんばんは。ボノです(ウソ)。ぼのぼのじゃないぞ。
こんな記事がありました。
Wired News 2004年12月13日
『iPod』ファンが自主制作したCM、ウェブで話題に
これです (元リンクが切れていたのでYouTubeで見つけました)。
びっくりするほどすごいというわけではありませんが、素人が作ったといわれれば、なかなかのもんだと感心させられます。iPodを重ねてスペクトルを表現しているところなどはアイデアの勝利だと思います。
専門家の中には、マスターズさんのCMは広告の未来を示唆するものだと見る向きもある。ちょうどウェブログ (ブログ) がニュース報道に変化をもたらしているように、個人制作の広告がマーケティングにおいて大きな役割を果たすようになるというのだ。
とありますが、どうでしょうね。
たしかに、写真/レタッチ、映画/ビデオ/リニア編集、楽器/カラオケ/DTM、ワープロ/DTPなどさまざまな分野でプロしか手にしなかったものがアマチュアにも容易に手に入るようになってきました。そしてそれらは、我々の潜在的なクリエイティビティを刺激し、文化の裾野を広げています。ただ鑑賞するので満足していたのに対し、作るのが楽しい、発表するのが誇らしい、評価されるのがうれしいという変化が多くの人に広がりつつあります。
クリエイティビティという面ではCMもひとつの表現分野です。短いということで、映画には手を出しにくかった人も手を出しやすいのかもしれません。短い中にアイデアを詰め込むのも腕の見せ所だと思います。
ただモチベーションという面ではどうなんでしょうね。アップルやホンダみたいにコアなファン(エンスーとかいうのかな)をひきつけているところは期待できるかもしれませんが、そんなところめったにないですよね。コンテストでもやればいいのか。そういうえばキャッチコピーやネーミングの募集はこれまでありまたね。ライブドアの球団名とか(なぜジェンキンス?)。
CMファンとしては今後期待したいところです。