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白いバンド買ってきた
こんばんは。再度登場、ボノです(ウソ)。フラボノイドじゃないぞ(なんだそれ)。

先日、「ほっとけない、だけど...」でその主旨や効果に疑問を呈した「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンなんですが、やっぱりホワイトバンド買ってきた(やっと買えた、といったほうがいいかな)。ただファッションではなく、「この状況を変えるには、お金ではなく、あなたの声が必要です。」という主旨には賛同できる。

私が伝える声は、「ほっとけない、だけど...」で書きましたが、このキャンペーンの主張とはちょっと異なるところもあるかと思う。
借金の棒引などお金だけの援助は意味がない。
まず援助を受ける側を変えなければいけない。
幸せになりたい、自分達で幸せになる、その意志を支援しなければいけない。
ということだ。

話は一旦それますが、web-log nostalgiaさんの「Meet the world」という記事を通して、brazilianartists.netの"MEET THE WORLD"というキャンペーンを知った。各国の国旗に使われている色の比率を、その国の統計とマッチさせたものだ。


例えば中国では、
赤: 働いている14歳児の割合
黄: 学校に行っている14歳児の割合
となっている。
数字や言葉では訴える力が弱かったり記憶に残らなかったりする主張を、強烈に印象づけ記憶に残す武器になっていることが分かる。

そしてソマリアでは、


青: 性器切除された女性の割合
白: 性器切除されずにすんだ女性の割合
が使われている。

「女子性器切除」 (内海夏子 DAYS Japan 2004.8月号)から引用する。
しかし男性の割礼は旧約聖書に記載があるが、女性の割礼に関しては聖書にもコーランにも言及されていない。
...
女性の割礼は健全な女性の性器を切り取り、地域によってはさらに膣の入り口を縫い閉じてしまう。
...
割礼をしていなければ結婚できない、一人前の女性として社会に認められない、といった社会的仕組みは、実は伝統という言葉に隠された女性支配という男性の都合のようだ。
これが、前回書いた「汚職、内戦、収奪、レイプ、... 」の「 ... 」の部分のひとつです。

レイプも、内戦の戦略として敵対部族女性へのレイプが行われているという。これらはアフリカ住民自体が自分達を不幸にしている例なのだ。このような精神的に不毛な地にただお金や食糧をばらまくだけでは意味がないと考える。これが私が伝えなければいけない声だとおもう。

それから、「なにかしなければ、という気持ちがしぼんでしまいました」とも書いた。ここでは理由は示さなかったが、「Live 8」にトラックバックを送ってくれた悪の教典楽天市場店の川村けんとさんが「ライブ8の深層」シリーズで主張されていることと近い(よく調べられた大作で参考になります -- 追記: 「日本では奴隷売買がなかった」という誤解もありますけど)。「自分達の罪を人に贖罪させるな」ということ(このことは、のんちゃんのブログへのコメントとしても書きました)。
by yoshihiroueda | 2005-07-20 00:21 | 平和への祈り
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