方言は指摘されるまで気付かない
こんばんは。福山雅治です(ごめん、許して)。

「ばってん」、「〜たい」、「良か」などは方言だということは認識している訳ですが、故郷からはなれて、指摘されて初めて普通と違う言葉の使い方をしていることに気付く場合があります。それも方言と言えるのかもしれません。

長崎または九州地方で使われるそんな表現を集めてみました。

売ってある

商品が「売られている」こと。
例) その商品はデパートに売ってあった。
一般には「売っている」というようですね。「売っている」も使いますが、販売する側が積極的に客に対してアピールしながら売る場合に使います。一方、「売ってある」は、商品がお店においてあって、買いたい人が店員に「これをください」といって買う場合に使います。

来る

聞き手の方へ「行く」こと。
例) 学校帰ってから遊びにくるけん、待っとってね。
長崎以外の場所でこういう言い方をすると、「誰が来るの?」って言われるんですよね。

主格「の」

標準日本語では、副文の主格が「が」でなくて「の」になる場合があります。その方が普通かもしれません。
例) 天気の良い日が続いています。

長崎では主文でも主格を示すのに「の」を使います。
例1) 今日は天気の良かねえ。
例2) 先生の来よらす (先生がいらっしゃる)

「が」も使うと思うのですが、どういう使い分けかは意識したことがなかったので、うまく説明できません。少なくとも「他を排除する」意味では「の」は使わないように思います。
例3) (他の誰でもなく)私が壊したとです。-- 「私の壊したとです」とは言わない

きっと他の地方の人でも、普通に使っていた言い回しを使ったら、訝しげな顔をされた、って経験があるんでしょうね。

追加トラックバック:
Life is beautiful (中島聡さん)の「日本語の進化について、一つの実験をしてみる」で、いくつかの表現を提示し、違和感のあるものはどれかというアンケート調査をしていました。その中で「そこのコンビニでおでんが売っている」は違和感があるという人が結構いらっしゃるようです。一般には受入れられているのかと思っていたので、意外でした。でも中嶋さんはどういう「進化」を想定されているのかな?
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by yoshihiroueda | 2006-12-29 23:56 | 言語とコミュニケーション
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