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科学にインスパイアされたアート
こんにちは。もうすぐ日食、この展覧会のことを書いてなかったのを思い出しました。

国立新美術館へのリンク:
野村仁 変化する相―時・場・身体

Tokyo Art Beatの情報:
野村仁 「変化する相 -時・場・身体」
会場: 国立新美術館
スケジュール: 2009年05月27日 ~ 2009年07月27日
住所: 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
電話: 03-5777-8600

野村仁というアーチストの名前は今回の展示会で初めて知りました。先日、最終日の「万華鏡の視覚」展と「わたしの句読点」イラスト展を見に行く計画を立てているときに、展示会の存在自体は気付いていたのですが、ノーマークでした。ところが当日の朝、Twitterで「国立新美術館の屋上で七夕かざり。短冊に願い事かくと、野村仁展が無料観覧。」という情報を見つけて、急遽計画に組み込んだものです。

上記作品は、同じ時刻に太陽を撮影して、それを一枚に重ねたもの。そのほかにも、段ボールの構築物が自身の重みで崩れて行く様を記録した作品、ドライアイスが消えて行く様を記録した作品、動きを五線譜にマップして制作した音楽作品、巨木の化石に時の流れを想起させる作品...

「科学にインスパイアされた作品」とこの記事の表題に書いたが、例えば電子顕微鏡写真をモチーフにしたり、新素材や新技術を作品に取り入れたり、科学の言葉を借りて自身のイメージを説明したりするのとは異なる。野村は、自分の個性を表現しようとする前に、科学理論を咀嚼し、観察で得られたものをそのまま記録し、そしてその中からアートを発見しようとしているようだ。そのために最新の宇宙理論を学び取り入れようとしている。

こういうことを40年前からやっていたというのは、早過ぎたといえるのだろう。一般には知られない中で、自身の目指すものをずっと追求して来た姿勢には頭が下がる。今だと訳の分らない作品も能書きで一般に受入れられるようになって来たが、ここにはそれらを寄せ付けない基盤があると思う。

入場料がただになった以上に、ノーマークだったアーチスト、作品に気付かせてくれてありがとうといいたい。
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by yoshihiroueda | 2009-07-19 16:13 | カルチャー
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