オバマのノーベル平和賞受賞もいいかもね
おはようございます。

昨夜第一報を知ったのがTwitterだったので、最初「え?候補に上がったの」と思ったのですが、本当だったんですね。

mainichijpedit: 速報!今年のノーベル平和賞はオバマ米大統領です。 (Fri Oct 09 09:07:08 +0000 2009)


mainichijpedit: ノーベル平和賞オバマ米大統領に 当初より少し詳しくなりました http://bit.ly/165rZ5 (Fri Oct 09 12:25:42 +0000 2009)


この前、核兵器廃絶の意志を述べた演説には喝采を送ったけど (にぶろぐ「核兵器のない世界に向けて」)、まだ言っただけじゃん。おめでてーな。

ノーベル平和賞は、特に政治的な側面が強いよね。長く継続して取り組んで来た無名の人よりも、少しでも (民主主義社会にとって) 好ましい方向に進めた影響力のある人を取り上げるとか。しかしオバマねえ。私は期待しているけど、期待が裏切られる可能性は常にあると思ってる。ノーベル賞が期待を裏切られたらしょうがないんじゃないの?

そうか、これで戦争と言う選択肢をとりにくくするんだな。

オバマはTwitterでは"Humbled"と一言つぶやいている。


"humbled"というのは「大統領就任演説」 (YouTube) の最初の文で使った言葉。
My fellow citizens, I stand here today humbled by the task before us, grateful for the trust you have bestowed, mindful of the sacrifices borne by our ancestors.
国民のみなさん。私は今日、我々の目の前にある問題に対しての謙虚な気持、皆さんが私に授けてくださった信頼への感謝、我々の先祖たちが払った犠牲を心に留めながら、ここに立っています。
(smart.fmより)
訳の対応は分りにくいけど。「謙虚になっている」ということ。

「謙虚になっている」というよりも、期待の大きさを裏切れないという困惑かもしれない。

ケイティ・クーリックは、"Katie Couric's Notebook: Nobel Prize"で、
But just nine months into his first term, it seems more like an investment - a futures trade from the Nobel committee - on the promise of what they might see one day - from the man who now literally has the world on his shoulders.
と言っている。「投資」みたいなもの。

投資というより賭かもしれない。

しかし、投資の世界では大口投資が株価の上昇につながりさらに多くの投資家を集めることになる。こういう比喩を考えると、彼にノーベル平和賞を与えることが、彼の核兵器廃絶への取り組みへの期待を大きくさせ、廃絶への道に進展することが期待できるかも。

ただね、私は廃絶が進展することにはあまり大きな期待を抱いていない。世界中の意識が廃絶の方向に向かうだけでも十分。北朝鮮とかイランとか拡散する方向が止まってくれればと思う。

ぶんさんが、オバマのノーベル平和賞受賞スピーチをとりあげていますね。ここでも"humbled"と言っている。
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by yoshihiroueda | 2009-10-10 10:49 | 平和への祈り | Comments(8)
Commented by bucmacoto at 2009-10-11 07:20
佐藤栄作氏の平和賞受賞理由は、非核三原則の提唱と堅持でしたっけ?
核の脅威とは、核爆弾そのものよりも取り扱い得る為政者の姿勢に依存するから・・・と考えられるのかもしれませんね。
Commented by yoshihiroueda at 2009-10-11 11:06
★ ばくさん、
なるほど、もう当面は無くなることは期待できないとなれば、あるものをどうするかの意志と、それを継続する仕組みを作ることなんでしょうね。非核三原則も言っているだけだってことが明らかになった今でも、為政者の縛りになっているという点で意味があるのでしょう。
Commented by pacer3 at 2009-10-11 22:05
よくわからんのですが、この人は、なにかをやったんでしょうか?
やってきた結果、大統領になったのでしょうか?
これからの期待を込めたってことなんでしょうか?
Commented by bs2005 at 2009-10-12 02:58
記事中リンクとTB有難うございました。

私もhumbledという言葉が印象的でした。彼はアメリカ人の一般の政治家に比べると非常に謙虚な人だと個人的には普段から思っていますが、謙虚な気持ちにさせられたという日本語の訳は、もちろん間違いではないし、大統領就任演説のときの訳としてはそれでそう違和感は無いのですが、今回はピンとこない気持ちにさせられていました。

それで、今回の場合にもっとぴったり来る日本語ないかな~と探していたんです。それで私がたどり着いた結論。「大変驚くとともに恐縮しています」が一番本人の感じに近いのではないかと?彼自身、まだ何も実績を挙げていないこと、平和賞で言えば他にいくらでも実績を挙げてきた人がいることは承知しているので、非常に恐縮しているのではないかと、、、。

スピーチの後も、質問を一切受け付けずにさっさと引っ込んでしまったのも、その訳にたどり着いて個人的に納得してしまいました。質問を受けつけずに居なくなる姿は大統領候補時代には見かけなかったので、たまに見ると「大統領になったんだな~」と変な実感も感じてしまいます。(笑)
Commented by yoshihiroueda at 2009-10-12 13:32
★ pacer3さん、
評価されているのは実績ではなく姿勢でしょうね。プラハでの演説とか、イスラム世界との相互の尊敬を示したカイロでの演説など、新しいビジョンでしょう。そういう意味でおっしゃるように期待だと思います。
大統領になったのも同じように実績より期待でしょう。
Commented by yoshihiroueda at 2009-10-12 13:48
★ ぶんさん、
でも「恐縮」って日本語では軽すぎる気がしませんか。謙虚さを表現するのにいちばん近い言葉だとは思うのですが、軽い人間でもとりあえず使うし、オバマの心情を表現するのに適切ではないように思うのです。オバマは、今後の期待の大きさに「ふんどしをしめなおして」とか言いたかったんだろうけど、ちょっと下品だから避けたんじゃないかと思います。違うか。
Commented by bs2005 at 2009-10-13 03:24
ヒロさん、再びこんにちは!

言葉の感覚って面白いですね。恐縮というと、私にとっては謙虚以上に恐れ縮んでいる、謙虚以上の言葉なんですが、でも確かに政治家や企業のトップが「恐縮」と言っても、軽い言葉にしか聞こえませんものね。

私がイメージしていたときは、身体を縮めて、居たたまれないような恐縮のイメージだったのですが、多分、大多数の日本人にとっては、恐縮は、もはやそんな軽いイメージなのでしょうね。

考えてみるとhumbled, humblingという言葉も、アメリカの政治家や企業のトップなどがよく使うので、大分嘘っぽく、或いは軽く聞こえる言葉になっている感じがします。

それもあって自分で訳を考えてみたくなったのかもとしれません。むしろ恐れ多いという言葉が私のイメージに近いのかも?

そんな風に色々考えて行くと、結局のところ、「ふんどしをしめなおして」が一番合っているのかな?(笑)
Commented by yoshihiroueda at 2009-10-14 06:34
★ ぶんさん、
なるほど英語の"humbled"も結構使われている言葉なんですか。日頃英語に接してないと分らない感覚ですね。使う人によって、さらには言い方によって、本音か社交辞令かが見えてくるものなんでしょう。「ふんどしをしめなおして」を褒めていただき恐縮です (← 軽い例)。
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