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冷めたのか、安定したのか、燃料が切れたのか
こんばんは、クールガイです(うぷ)。

はりーさんが、「ブログブーム」について書かれています。1年くらい続けてきた人たちが共通してもつ感覚なのか、更新頻度が落ちている。ブログを書く意欲に変化がみられる、ような気がする。

実ははりーさんが、先月「停滞」という記事を書かれたときにも同じ感想をもっていたのでトラックバックしようと思ったのですが、本人がその後すぐに「停滞? どこが? って感じですな。」なんて書いているので、「ありゃりゃ、やっぱり俺だけ?」と思い直したのでした。

それでもやっぱり、自分の周りでは、いつのまにか書かなくなっちゃってたり、卒業宣言を出したり、ブログ自体を削除しちゃったりする人も出てて、全体が停滞している感は残っていました。自分自身もこれって自分にとって何なの?とレビューし、「ブログを育てる」という感覚なんて記事も書いてみました。3月は年度末にも関わらず書いた記事数は一旦増えたものの(20件あった)、4月になってまた激減(これで7件め)。いったいこの乱高下はなんなんでしょ。

一方でブログ自体は確実に増えているんですよね。休眠も多いから全体ではどうか分からないのですが、感覚的には確実に増えている。

理由はいろいろあるでしょうね。

・昨年前半くらいまでに始めたフロントランナーとしての自負があった(あるいは使命感かも)。人が増えてきて、自分の使命は終わったように感じているかも。

・一方で、ブロガーのレベルが下がってきているような感じがしているのかも。つまり、有象無象と一緒にされたくない。

・自分は違うというためには、クオリティの高い記事を書く必要がある。結果として下調べや執筆にも時間がかかるようになる。心理的な障壁も高くなる。

・ブロガーのレベルは全体では下がってきているのかもしれないが、そのなかにも能力のある人がいて、全体ではレベルの高いブログも増えている。よけいに自分の才能に限界を感じる。

・人が増えると、ユニークな視点の記事も増えてきて、自分が書くことは誰かがいったことの焼き直しのように見えてくる。自分が発言しなくても誰かが言ってくれるよという感じが増えてくる。

・燃料(ネタ)も尽きてくる。

・ウソの紹介をしてくれる人も枯渇してくる。ってこれは個人的事情ですが。

など。これだって、はりーさんが書かれたことの焼き直しみたいになりユニークな視点が提供できていないことに気が付いたので、今この瞬間に原稿を焼き捨てようかという気になった。

色々あげてきたけれども、ブログがだんだん衰退してなくなっていくとは思っていません。ハリーさんが
キャズムを超えた今、イノベーターやアーリーアドプターとして目立った人達のような大きなハブではなく、小規模のコミュニティに分散して、いわばロングテール化してきているのかもしれない。
と指摘されていますが、そう、井戸端会議はなくならない。

さて、ブームと言うものの終焉には次のブームがあると思われるのですが(ブームが終わってあいた穴に新しいブームがはいるのか、それとも新しいブームが来てそれまのブームに引導を渡すのかはおいておいて)、それって何なんでしょう。私は気が付いていないところで始まっているのかもしれません。mixiやgreeなどのSNSかな。

追記 (2007.11.15): この記事を書いてから2年半後こんな記事が出ていた。なんか感慨深い。
すちゃらかな日常 松岡美樹 2007年11月10日ブログ祭りが終わり、僕らは日常へ帰った
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by yoshihiroueda | 2005-04-29 00:58 | カルチャー
ブログサービスの苦闘は続く
こんばんは。真鍋かをりです(ウソ)。

先日、「前兆?」で容量拡大競争のことを書きましたが、このことに言及した記事がありました。

デジタルArena 2005/03/07
ヒット中の「ブログ」、いかにお金を生むビジネスに結びつけるかが最大の課題」

・まず、ユーザの拡大により、設備増強を続けなければならない。

・Yahoo!が容量2GBを売りに参入したことで、他のブログサービスも対抗上容量の拡大を余儀なくされている。
・容量の面でユーザを有料版に誘導することができなくなってきており、課金によるビジネスモデルは成立し難い。

・別のビジネスモデルを模索する必要がある。

課金以外のビジネスモデルモデルが必要というのは最初からの想定だったと思います。可能性が高いのは広告でしょうね。ただ人が集まるというのではなく、同じ趣味、価値観の人が集まるので、そこをうまく活用できればよいと思います。Google Adsenseはその解のひとつだと思います。実際に導入しているブログサービスもありますよね。

とはいえ、私はエキサイトの商売っ気のないところが性に合っているように思います。サービスを提供しているエキサイトだけでなく、集まってきている人たちも私にあっています。アフィリエイトを禁止していることも一因かもしれません。居心地がいいんですよね。他にも作ってみましたが、なんか移る気がしません。

ところで、デジタルArena の記事では、投稿+トラックバックが負荷をかけるみたいな書き方がなされていますが、これだと投稿時にページを作り直せばすむ話のような気がします。しかし実際は訪問のたびにそのページをデータベースから構成しているんじゃないでしょうか。ブログを開設するユーザが増えるとページビューも増えるため、ユーザ数に比例する以上のペースでサーバを増強しないといけないような気がします。
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by yoshihiroueda | 2005-03-08 02:51 | ビジネス
前兆?
はおようございます。ダミアンです(ウソ)。

design-lifeさんの「どう考えてもおかしい・・」へトラックバックしています。

design-lifeさんのところでは、画像容量30MB中13.09MB使用中なのに、グラフのほうは1%くらい(というか測れないくらい)を指しています。

私のも見てみました。0.44MB 使用中...
私もグラフの画像をはりつけようと思ったのですが、グラフには何も出ていません... そんなもの見せられても仕方ないよね。

ブログサービス各社最近容量を拡大する競争を行っていますね。
■ gooブログ、ディスク容量を無料版で3GB、有料版で1TBに拡大 (Broadband Watch 2005/02/15)
■ Seesaaブログ、無料ディスクスペース拡大のお知らせ (Seesaaからのお知らせ 2005/02/09) → テキスト 無制限、ファイル 最大2GB
■ livedoor Blog、容量を最大2GBへ拡張。サイトリニューアルも予定 (Broadband Watch 2005/02/07)
■ Yahoo! JAPAN、最大2GBまで画像投稿が可能な「Yahoo!ブログ」ベータ版 (Broadband Watch 2005/01/31)
■ ココログのディスク大容量化について (お知らせココログ 2005/03/01) → 拡大競争には懐疑的ですが、順次検討とのこと。

いよいよExciteも容量を拡大? その前兆なのかも。期待しちゃいますよね。私も容量制限を気にしないでよくなると、こころおきなく投稿できます(おもいっきりウソ)。

そうなった場合、画像容量拡大のためにアドバンス会員になっている人は複雑な心境かもしれません。
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by yoshihiroueda | 2005-03-05 10:40 | 息抜き
「ブログを育てる」という感覚
こんばんは。ポケモントレーナーのサトシです(ウソ)。

エキサイトでブログを開設したのは昨年5月で(それ以前にも日記サイトもブログもあったのですが放置状態)、最初はブログってどういう文化なのだろうということを知りたいと思ってはじめたのですが、6月終わり頃からだんだん本格的に書き出すようになりました。それから起算して半年以上になります。「にぶい更新頻度」を掲げてあまり無理しないようにしていても記事数で140になっています。

日記が続いたことがないというか、日記自体を書こうと思ったことがないので、続くとも思っていなかったのが、半年以上続いていて自分でも驚いています。日記と違って毎日書かなければいけないと思わなくて良いというのもありますが、その日あったことを書いている訳ではなく日頃思っていることをちょっとずつ整理して書いている点が大きいかなと思います。時事問題を扱うにしても、それまで考えていたこととの接点ができた時に書いているので、それもやはりただの日記ではない。

以前の書き込みに追記したり、シリーズにして続きへのリンクをはったりして、個々の記事は単一の時間をきりとっただけのものではない。過去の記事に手を加えるのを潔しとしない人もいると思いますが、私はできるだけ「追記」等の断りをいれて書くようにしています(更新しながら書く場合もあってそのときはいちいち記載しないのですが、最終更新の前にコメントで間違いや論旨の不備を指摘される場合もあります)。

また、過去の記事を自分で参照したり、他の人の記事にトラックバックして記事を書き、それにまたトラックバックをもらったりするので、単独の記事の集まり、スタックではなく、だんだん大きくなるネットワークだ。日記だったら読み返すことはないのでそこが大きな違いでしょう。もちろん筆がすべったりして傷もあるし、「息抜き」カテゴリのようにそのネットワークから見たらノイズのようなものもあるのですが、それよりも大きくなって行くネットワークがうれしい。また、コメントは、明示的にはネットワークを形成しないけれども、次の記事を書く励みやヒントを提供してくれている。私の場合はそこが宿題のバックログになる場合もある。

これが表題に示した「ブログを育てるという感覚」。

そだてたブログは小さいけれど私の財産だ。もう捨てられない。また、コメントやトラックバックをくれる人も大事な財産だと思っています。人気サイトに比べると数は少ないけど、荒らしと呼べるようなものはひとつもなく(誤解に基づくコメントはありますがそれは私の責任でもある)、有益なもの、嬉しいものが圧倒的に多い。また、毎回コメントをくれる訳ではないがリンクを続けてくれる人は私の次の記事を期待してくれているのだろうと勝手に思っていて、それらの人々も財産だと思っています。自分のブログの成長のモチベーション、糧になっている。また、他の人にも貢献したいというモチベーションにもなっている。

そして自分のブログの成長は、自分自身の成長につながっていると思う。知識と人のネットワークで武装した自分、そしてそれを生み出す能力を成長させている自分。

これを企業内に導入したらどうだろう。それが私が考えるイントラブログ。これまでは個人の視点で見てきましたが、このネットワークは個人を超えて部門を超えてつながり、企業の知的資産になる。このネットワークは知識のネットワークだけでなく、働く人々のネットワークでもあり、自分自身のことで書いたように個々の働く人々の知識を提供しようというモチベーションを高める。

追記: 忘れていましたが、このような知識共有にはそれを許す企業文化/風土が必須です。少なくともブログを書くことをサボっているとみなさず、知識の展開・創発とみなし奨励できるところでないとうまくいきません(以前『顧客が作る「サービスの魅力」』で触れています)。

ブログのビジネスへの利用を、企業の情報発信/顧客とのコミュニケーションツールの側面と、イントラブログ/企業内情報共有の観点から考えたいと書きましたが、後者が先になっちゃいましたね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。次はもっとおばかモードをいれたいと思います。

トラックバック先('05.3.6 + α):
@HOMEさん: 「お気に入りのブログが読めないのは」
瀬戸智子さん: 「愛のまぜご飯」
浮世風呂さん: 「おかげさまで・・・浮世風呂も1周年:ちょっと、振り返り」
あざらしサラダさん: 「▽ブログのチカラ。」
  -- ブログは人の潜在的な「思い」を実現させる勇気を与える。
大西 宏さん: それでもライブドアから引っ越さない理由
  -- 固定読者の利便性を考えると...
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by yoshihiroueda | 2005-02-09 02:26 | カルチャー
ビジネスブログ元年
日本の夜明けは近い。役所広司です(ウソ)。

リニューアル後、エキサイトブログのトップに「2005年 ビジネスブログ元年」って広告が出てきますね。エキサイトブログ向上委員会から「ビジネス目的のブログ利用について」という記事が出されており、

これまでエキサイトブログでは、商用目的のブログ利用を禁止してまいりました。今後、ブログがビジネスツールとして有望視されることから、ビジネス目的の利用を解禁いたします。
とあります。ただ皆さん指摘されているように(はりーさん「ビジネス利用」)、解禁されたと言っても何ができるようになったのか良く分かりません。だいたい、今まで何がどこまで禁止されていたのか明確ではありません。ここはエキサイトに期待したいところだと思います。

ただ解禁と言うのでなく、エキサイトは逆にブログのビジネス利用を推進しようとしています。上記広告の先にはエキサイトビジネスブログというページになっています(これはリニューアルちょっと前からあってはりーさんが紹介しています)。
「エキサイトビジネスブログ」サービス開始のごあいさつ には、
2005年、ブログは個人の日記やコミュニケーションツールを超えて、企業の情報発信、顧客とのコミュニケーションツールとして欠かせない存在となることが予想されます。
とあり、また、「エキサイトブログでビジネスブログを」では、
簡単・便利なエキサイトブログを、ぜひビジネスシーンでご活用ください。
といっています。あと、バナー広告では「エキサイトがビジネスをサポートします」みたいなことが出たような気もするのですが、今は見えません。ただサーバのスペース/機能を貸すだけでなく、コンサルティング、支援までやるのかと思ったんですが。

ここから見えることは、
・企業の情報発信、顧客とのコミュニケーションツールとして有効なものと考えている。
 (普通のWebとは違うと考えている)
・これまでと違って、そういう使い方を積極的に推進する
という姿勢です。

私は以前、「ブログとビジネス」で、ブログのビジネスでの活用を考えました。このときは、エキサイトにとってどうビジネスにつなげられるかという観点から考えていました。ここに山村社長から、
このサービスは一年後にはかなりの規模になっていると思っておりますが、収益源としては考えておりません。(もしなっていく何かが見つかれば嬉しいですが規模が大きくなったからといってオークションサービスのようにいきなり有料にするようなユーザーを裏切るような形態にする事もございません。あくまでも基本機能は無料で提供を続けます。)しかし新しいインターネットらしいメディアの姿がこのブログによって描けるような、まだまだ漠然とではありますが将来像を描いております。
というコメントをいただきました。これがその将来像の一部の実現なんだと思います。

今度はユーザのビジネス利用という観点から考えたいと思います。とはいえ、はりーさんが紹介されている「ビジネスブログブック」と整理の観点は同じになるかと思います。
・企業の情報発信、顧客とのコミュニケーションツールとして
・イントラブログ: 企業内情報共有、ナレッジマネジメント
  -- 後者はエキサイトではあまり想定していないかもしれません

「企業の情報発信」としては、社長ブログだけでなく、新製品(新車)キャンペーン時には開発者の声が直接伝わるブログなどがありますね。ツアーブログも、アーチストがわからの発信と言えると思います。それから、下記ではマクロメディアのユーザーサポートの事例があります。
日経BP 専門家の眼 2005/01/14 Webマーケティングの近未来 第22回~欧米での企業ブログのケーススタディ(その4)
この記事ではブログによる「企業の情報発信」の難しさもかかれています。それからタイトルに22回とついているように、バックナンバーがたくさんあります。まだ全然追えていません。

ほんとに夜明けが近くなってきました。また後で。トラックバックもおいおいつけていきます。
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by yoshihiroueda | 2005-02-05 03:18 | ビジネス
懸賞に新機軸
こんばんは。なすびです(ウソ)。

エキサイトブログ1周年おめでとうございます。私がブログ開設したのは5月なんですが、もっと早く気がついていればよかったな。

1周年記念プレゼントというのをやっているのですが、これがまた応募の仕方が新しい。

エキサイトブログ1周年記念プレゼントブログへようこそ!

希望するプレゼントのブログにトラックバックを送ることで応募になるので、
1) 記事を書かないといけない。
2) 応募の事実がばれる。
コメントを書くだけだったら、「ほすいー」とかかいても大丈夫なんでしょうけど、自分のブログに載るし、他からも読みに来るから、ちょっとは面白いこと書かないとね。

と言う訳で、当たる確率高いぞ!

しかも、山村社長と一緒においしいお寿司! というのもあって、
山村社長のおごり !
なんて魅力的なひびきでしょうか。

でもこれに応募する人は気をつけて下さいね。当選したら、みんなからレポートを期待されちゃうんですから。山村さんの言葉を一生懸命メモ取ったりなんかして、お寿司を楽しむ余裕ないかも。

ところでここにトラックバックを送ると何が当たるんだろ。
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by yoshihiroueda | 2005-02-03 21:54 | 息抜き
はてなアンテナあんたは何点?
こんばんは。イッパイアッテナです(ウソ)。

designcafeさんの「悩みますね」にトラックバックしています。

情報処理学会誌の「インターネット向上委員会」という連載で、「Webページのチェックを効率的に - アンテナ、RSS -」という記事がありました。

RSSは分かるけど、「アンテナ」って初耳。ということではてなアンテナへ行ってみました。サンプルページを見ましたが、うーん微妙。サイトの更新順に並ぶのですが、RSSリーダー(glucoseやgoo RSSリーダーなど)と違って記事単位にならないようですね。また、カテゴリで分類もできないみたいだし。RSSのないところも更新が分かるという利点はありそうですが。

MyBlogListも使ってみたんですが、これもどうも使いにくい感じがします。これもブログごとの最新記事が示されるようで、複数の記事が更新されている場合に、最新の記事に興味がなければ前の記事を見逃しそう。

使い方で勘違いがあったらご指摘下さい。

あ、それからアクセス解析も入れることを検討したんですが、これってサーバに負担をかけたりしないのでしょうか。ただでさえ、エキサイトブログ遅くなっているのにと思って躊躇しています。

補足: 「世祓い」のはりーさんが、関連ツールをサーベイされています。「これで決まり」という推薦もあります。→「更新チェックツール」
さらに、「テクノラティ」というブログ検索サービスの紹介と考察もあります。→「テクノラティ」
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by yoshihiroueda | 2005-01-18 03:25 | 生活
顧客が作る「サービスの魅力」
こんばんは。出井伸之です(ウソ)。

はりーさんの「イントラブログ続き」にトラックバックしています。ちょっと前置きが長くなるかもしれませんがご勘弁を。

「収穫逓増の法則」という言葉がある。通常の製品は市場の規模が大きくなると投資額あたりの収益が減ってくる「収穫逓減の法則」に支配されている。一方、ソフトウェアやネットワークの世界では、規模が大きくなると製品/サービスの魅力が増し、ますます収益があがる様になる。

たとえばケータイ。持っていてもかける相手がいなければ魅力はゼロだ(テレビ電話はなかなか普及しなかったことを考えるとよいだろう)。かける相手がでてきてようやく魅力が発生する。それも数が増えればふえるだけ。かける相手が一人のときの通話量を1とすると相手のぶんもあわせて2だ。相手が二人になれって登場人物が3人になるとひとり当たりの通話量は2で全体では6、登場人物が4人で12となる。理屈では通話量は関与者の数の2乗にほぼ比例するようになる(もちろん限界はある)。

通話量だけでなく、サービスの魅力も増えてくる。2番目の人が加入する時に話せる相手は一人だけなのに対して、4番目の人が参加する時には3人の人に話すことができるサービスになっているのだ。

ネットワークゲームもブログも同様だ。ネットワークゲームのユーザが増えればログインしたときにいいパーティを組める確率は高くなる。戦利品の取り引きも容易になる。ブログでは読める記事が増えるのに加え、コメントの数も増えてくる。これらは直接エキサイトの収益につながっている訳ではないが、エキサイトブログの魅力の逓増には寄与している。

さて、表題に「顧客が作る」という修飾をいれた。これは、サービス提供会社よりも、それを使う顧客自体が魅力を作っていると思うからである。数だけでなく顧客の質が。

ただこれは「収穫逓増の法則」が働かない世界のときからもあったものだ。例えばクラブや碁会所。気の合う仲間が集まるからそこにいく。行儀の悪い人たちのたまり場になっちゃうと行く気が失せる。ケータイやネットワークゲームもブログではもっとその側面が強いのではないか。特にブログは、愉快な仲間達がいるというだけでなく、面白いコンテンツを日々生産してくれるのだ。それに対してエキサイトができることは、ゲストブログを盛り上げたり、コンテストを開催して賞を出すくらいしかないように思う。インフラ整備もあるがこれはお客さまを逃がさない程度の効果しかないと思う(特にどのプロバイダーも十分な品質が提供できようになったら)。

やっとはりーさんの話とからんできます。
だが、ブログに限らず、コミュニケーションとか情報処理という分野では、ツール自体が持っている機能よりも、ユーザーやネットワークによる創発にこそ意味があり、キャズムを越えられるかどうかは、この意識をどれだけ広められるか、に依るのではないだろうか?
そう、魅力はユーザとそのコミュニティの中にあり、それを知ってもらわなければならない訳だ。

逆に、テクノロジーには疎くとも、そういう意識改革やコミュニケーションの重要性に気付いている人も居る筈で、そういう人達を掘り起こしたり繋ぎ合わせていく為にブログを使う、という方が目的に適っていると思う。
御意。

また、仮にブログ活用で何らかの効果が出たとして、どのように評価するのか? 個人のバカ話と違って、業務に有効なコンテンツを書くというのは相応の工数が掛かる。それに対して何の報奨も無かったら果たして書く人は増えるのか? 評価するとしたらどうやって?
人は報酬だけで動いているのではない。今金にならないブログを書いているモチベーションはなにかというと、読んでくれる人がいるから、コメントしてくれる人がいるから、評価してくれる人がいるから、誰かに(いい)影響を与えているという実感が得られるからだと思う。会社でも同様じゃないかと思うのだ。会社に必要なのは、ブログを書くことをサボっているとみなさず、知識の展開・創発とみなし奨励すること(この点は、はりーさんが「イントラブログ その3」 で書かれています)。金銭的な評価は無くとも社内の賞賛が励みになる。甘いかな。
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by yoshihiroueda | 2004-12-19 01:06 | ビジネス
ブログの役割(2) 知事ブログ
日本の夜明けは近い。坂本竜馬です(ウソ)。

知事自らがブログで県民・職員へ情報発信 という記事(高知県知事 橋本大二郎氏インタビュー)が出ました。橋本知事のブログは「だいちゃんぜよ」 。(写真はこのブログから)

社長ブログに続き、知事ブログ。社長ブログはIT関連会社ですので、宣伝の意味も大きいですが(山村社長は直接の宣伝を拒んでいますが、それでも社長自らがブログを書くことがその会社の先進性を示したり、ブログの楽しさを伝えている訳で宣伝になります)、知事/政治家となるとまたちがった意味が出てきますね。以前、政治家専用BLOGオープンという記事に書きましたが、情報発信だけでなく自由に書き込みを許すと、とんでもないことになりそうです。覚悟が必要ですよね。今のところあまりコメントやトラックバックがないみたいですね。高知県民の皆さん、せっかく書いてるんですから反響を寄せてやってください。記事になったので、他県の人が書き出すぞ。

記事は本人自ら書くそうです。なにしろ20年近く報道記者を勤めていたので、書くことは苦にならないそうです。となると期待は(元)作家のあの二人。負けるなー。
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by yoshihiroueda | 2004-09-14 22:43 | カルチャー
ブログの役割
みなさん、おはようございます。Tim Berners-Leeです(I'm just kidding)。

HotWiredに次のような記事がありました。上下2つあります。
見直される「市民の声」としてのブログ(上)

このところ以下の皆さんの記事で、ブログの役割を考えさせられることが多くあったように思いますので、ちょっとタイムリーかと。
あざらしサラダさん【ライブドアの「参加型ジャーナリズム」は成功するか(2)】
  もちろん(1)もあるし、周辺にたくさん考察があります。
Tomorrow's Way (yodaway2さん)ニュースを書き留めることについて、ちょっと考えてみた。
For Future Reference (Naotaka Uzawaさん) 出来事の意図と効果

HotWiredの記事では、
「ブログ界は全体で1冊の巨大なピアレビュー誌なのだ」ということを結論にあげています。また、「これはメディアの民主化なのだ。」とも言っています。
・一人で書いているのではなく、相互にチェックし合っていることで事実に対する客観性は確保される。
・その分野の専門家が書いている(既存メディアは記者が話を聞いて記事を書く)。
・新聞など既存のメディアの情報操作の疑い。
・既存メディアへのリンクの多寡によりブロガー全体で既存メディアへの評価を行っている。

高く評価しすぎているきらいはありますが、ひとつひとつは納得のいく理由だと思います。ただ日本ではまだそこまで発展していないだけかもしれません。まだ私なんかのように専門家でない人も発言している状況ですが、そのうちもっと強い説得力を伴って記事にしてくれる人が多く現れ、私は読んでいるだけになるかと思います。

客観性に関しては、森田実がよく批判しています。例えば、2004.9.1の記事では、政界の無気力=批判/議論しないことを批判していますが、その眼はマスコミにも向けられています。
「多くの政治家がおそれているのは、小泉首相本人の報復力というより、小泉首相を支援しているマスコミなのです。」
「小泉首相を批判する政治家は抵抗勢力のレッテルを貼られ叩かれてきた。...今もあまり変わらない」
と書いています。ほかにも、オフレコ情報を溜め込むだけで外に出さないことなどを批判していました。

これは2chの話になりますが、鈴木敦史が「美しい日本の掲示板」(リンク先は梅田望夫の書評。ちょっと持ち上げすぎかも) の中で、マスコミの日和見主義 = 上位下達の機関であることに関して批判しています。やはりここでも既存のマスコミにない視点を提供しているといえます。

田中 宇は非米同盟の中で、多くのメディアを巡回してレポートをまとめる自分の役割に関して述べています。多くのブログは見方は既存のしがらみから独立している。一方、事実を自分で取材することはないが、その点は既存メディアの取材により確保されているとしています。これをみるとただ乗りにも見えますが、補完的な位置付けを担っているといっていいでしょう。

自分自身はジャーナリストの補完になろうとしている訳ではありませんし、その能力もありません。ただ、多くの声のひとつとして平和を、環境を、よりよい世界を求める声を書き綴っていきたいと思います。むしろ自己満足に近い。こんな自己満足に近いものに対して、コメントいただけたりしてうれしいです、ってこれが自己満足か。

あざらしサラダさんの記事は【ブログで建設的に議論する方法について考える(4)】がいろいろなところで引用されていることから知りました。皆さんありがとうございます。

追記: ジャーナリストとブロガーの関わり/関連に関して書かれた記事です。トラックバック追加しました。
徒然なる数学な日々(night_in_tunisiaさん) 見直した!!
週刊!木村剛(一日編集長 ネットは新聞を殺すのかblogのtsuruaki_yukawaさん) [ブロガー新聞] 新潟地震マスコミ批判騒動に見る「参加型ジャーナリズム」
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by yoshihiroueda | 2004-09-12 08:27 | カルチャー