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長谷川等伯展、平日午前中で40分待ち
おはようございます。夜中の暴風雨がウソのようにすっかり晴れましたね。

18日午後にシンポジウムがあるので休みを取っていたのですが、午前中があいているので、急遽長谷川等伯展へ行って来ました。「平日午前中でも2時間待ち」という情報を得ていたのですが、9時半の開館時間に行けば大丈夫だろうとふんで。でも朝急遽決めたので、結局ついたのは10時前になっちゃいました。

a0022216_8335749.jpgで、こんな感じ。入場制限で40分待ちだそうです。まあまだ容認できるかな。北斎のときは2時間待ちで断念したので。

中に入っても人が多いので作品の全体を一度に見ることができるポジションを得ることはできませんが、人の移動もあるのでそれにあわせてポジションをとっていけばそれなりに楽しめました。


出展作品は以下のように時系列に分かれています。

 第1章 能登の絵仏師・長谷川信春
 第2章 転機のとき―上洛、等伯の誕生―
 第3章 等伯をめぐる人々―肖像画―
 第4章 桃山謳歌―金碧画―
 第5章 信仰のあかし―本法寺と等伯―
 第6章 墨の魔術師―水墨画への傾倒―
 第7章 松林図の世界

第1章のあたりは、仏教画として決まった構図の作品ばかりなので面白いものではなかったですが、それに比較する第2章、それから豪華な第4章、水墨画の第6章が興味深い作品が多いです。水墨画に描かれた人物は中国の水墨画の真似で雑な感じがしますが、風景画の構図、墨の濃淡を使った遠近表現が素晴らしい。竹林猿猴図屏風のサルはかわいい。

12時くらいまでいたのですが、そのころ待ち時間は80分になっていました。明日までなので混雑が予想されますが、9時半の開館前に行くようにすればなんとかなるんじゃないでしょうか。
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by yoshihiroueda | 2010-03-21 09:12 | カルチャー
松井冬子のインタビューが...
... 毎日新聞夕刊の学生ページ「キャンパる」に載っていました。

インタビュー・会いたい人 日本画家・松井冬子さん

松井冬子に関しては、以前"松井冬子を検索したら..."で書いているのですが、このブログの検索キーワードでずっと上位にあったのに、内容がなくてごめんなさい。申し訳ないのでこのインタビューの感想を書きたいと思います。

 松井さんの絵は「花鳥風月」の世界とは対極にある。内臓があらわになった女性の死体。長髪の幽霊はニワトリを手でつかむ。不思議な空間に妖気を漂わせた絵には心をかき乱される。しかし目を離すことができない。
"「日本画」なの?"で書きましたが、「日本画」=「花鳥風月」という構図は崩れているようですね。小瀬村真美は「花鳥風月」を扱っていますが、映像インスタレーションによる屏風絵でやはり既存の日本画とはいえません。

絵画で表現するのは自分自身だという。松井さんの絵の人物が女性ばかりなことについて「私は女性なので男性を描いても絵にシンクロすることはできない」と語る。
女性の横顔を描いた作品が載っていました。「完全な幸福をもたらす普遍的万能薬」 (大きな画像が、+ 花弁手帖 +「夜想耽美展オープニング」に載っています)。この絵をみて、「あれ、この絵って別の人の作品じゃないの?」と思いました。私が覚えていたのは、やはり小瀬村真美の「氏の肖像」で、私の勘違いでした。

ピカソが11歳の時に描いた女の子の絵を見て、本格的に画家を目指そうと決意した。「ピカソの絵って小学生から見たらメチャクチャでうまいと思えなかった。しかしその女の子の絵はびっくりするほどうまくて奇麗だった。絵の奥深さを感じた。一生、学び続けるならこれだと思った」
これは分りますね。私も中学生の時にパウル・クレーの子供の時の絵を見て驚いたことがあります。しりあがり寿もそうだったのだろうか。

「4浪してまで超難関の東京芸術大日本画専攻に入学した」というのも初めて知りました。「今年3月東京芸術大大学院美術研究科博士後期課程美術専攻日本画研究領域を修了」って今まで学生だったんだ。

「日本画は勢いで描くことができない。緻密(ちみつ)な計算と技術が必要です。一筆に覚悟を持たなければならない、そうした意味で日本画は武士道」と語った。
というのも魅力的でした。

この記事には載っていませんが、「ヴォーグ・ニッポン ウーマン・オブ・ザ・イヤー 2006」で、“圧倒的な活躍みせた”女性として選ばれていたんですね(→ 毎日新聞記事)。「+ 花弁手帖 +」さんの記事「ヴォーグ Women of the Year 2006」に松井冬子さんの写真とリンクが載っています。松井冬子さんのインタビューの動画もあります。
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by yoshihiroueda | 2007-05-26 09:48 | カルチャー
「日本画」なの?
おはようございます。松井雪子です(ウソ)。

「松井冬子を検索したら...」で言及した「夏休み特別企画 日本×画展(にほんガテン!) しょく発する6人」に息子と一緒に行ってきました。

上記記事で、私は
しりあがり寿も入ってるんですが、日本画なの?
と書いたのですが、彼に限らず「日本画」って何?と思わせる内容でした。

上記企画展ページでは、
この展覧会では、江戸時代以前の伝統的な絵画から明治・大正期の「日本画」へと受けつがれていった美意識や主題・技法のうち、現代の「日本画」が捨てさっていったもの、見失ったものに、新たな価値や創作の手がかりを見出し制作にとり組んでいるアーティストを紹介します。
と書かれていていて、また、展示会情報では、
6名のアーティストが、それぞれ、「日本画」に対してどのようなスタンスをとっているのか、自作とのつながりやへだたり、共感や違和感をどこに見出しているのかを言葉にしていただき、
とあるのですが、やっぱりよく分かりませんでした。

しりあがり寿と同じくらい分からなかったのが、中村ケンゴ(→ nakamurakengo.com)。実は17日に「マイ・スピーチバルーン・イン・ヨコハマ」というイベントがあって、参加してきました。その内容は、
中村ケンゴの作品に登場するスピーチバルーン(マンガのふきだし)。このスピーチバルーンにメッセージを書き込みポートレイトを撮影します。撮影したポートレイトを使って中村ケンゴが作品をつくり、会期中に美術館に展示します。
ということです。ふきだしのボードがいろいろおいてあって、参加者はそこにメッセージを書き込み、そのボードをもって撮影されます。撮影は中村ケンゴ氏自身。撮影された写真はその場で印刷してくれてもって帰れます。

その前にしりあがり寿氏とのトークセッションがあって(これは参加できませんでしたが)、しりあがり寿氏が最初の参加者になってました。私は平凡なメッセージをささっと書いたのですが、後の人たちはボードに色を塗ったりして力が入っていましたよ。若い女性が「平らなところで寝たい」って書いてて笑った。

あ、日本画との関係を忘れていました。本人の言葉を引用します。
展覧会のカタログに、「作家のことば」なるものが載っていることがある。しかし、そういうものを読んで、おもしろいと思ったことがほとんどない。何が言いたいのかよくわからない独り言のようなものが多いからだ。
だから、そのことばが作品鑑賞の手助けになることも少ない。その作家の「ノリ」のようなものがわかるだけだ。しかし、そういう作家の「ノリ」と、つくられた作品の間には、あまり関係がないと考えるほうが健全だと思う。僕のことはまあいいから、作品を見てください、ということだ。
ヒネたことを書いていると自分でも思うが、そういう「ノリ」の作家だということはわかったいただけたかと思う(笑)。作品のほうは、すごく素直だと思っているので、そちらの方をどうぞよろしくお願いいたします。(中村ケンゴ)
ということで、分かりませんでした。まあ、別にジャンルにこだわる必要はないかと思うようになってきましたよ。

私が一番興味を引かれたのが、小瀬村真美 (→ 小瀬村真美サイト)。映像インスタレーションなんですが、動く屏風画といったほうがわかりやすいかもしれません。四季草花図という作品では花や草が揺れたりする。私が説明するより、作家本人のサイトのworksというところからスライドショウを見てもらう方がはやいですね。

20歳の作家藤井雷の連作「絵手紙」も面白いですよ。封筒の裏面に絵が描かれていて、それらは順次つながるように描かれている。作風も途中で水墨画になったり抽象画になったりで面白いです。会期中も横浜美術館に新しい絵手紙が送られてきて順次伸ばされる予定です。

私信) という訳で、行ってきました。> fumi_oさん

トラックバック(レビューを書かれているブログ)
創作日誌(morimototouさん): 小指一本のつながり。 (2006-07-17)
  -- 中村ケンゴ氏としりあがり寿氏とのトークセッションのことも記載されています。
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by yoshihiroueda | 2006-07-18 05:36 | カルチャー
松井冬子を検索したら...
... 松井雪子が見つかった(ウソ)。

エキサイトにブログがあるんですね。トラックバックもコメントもできないけど。

松井冬子は、横浜美術館で開催される夏休み特別企画 日本×画展(にほんガテン!) しょく発する6人に出展しているひとりです。しりあがり寿も入ってるんですが、日本画なの?

追記: 行ってきました(→ 「日本画」なの?)。
・ 9月3日に松井冬子(絵とは関係ないけど美人!)が登場するイベントがあります(→ イベント情報の「アーティスト・クロストーク」)。
・ 松井冬子さんへのインタビュー記事があります(→ 2005年12月8日 読売新聞大手小町)。
対談: 松井冬子 VS 佐々木 豊
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by yoshihiroueda | 2006-06-28 02:41 | カルチャー