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食品の廃棄はもったいない
こんにちは。食べ放題で食べ過ぎると幸福感だいなしですねっ!

毎日新聞で、「食の現場から: MOTTAINAI」って連載がありました。

食の現場から:MOTTAINAI 
6月6日 石川県立大教授(廃棄物学)・高月紘さん
6月6日 1 コンビニ・スーパー
6月7日 2 野菜選別
6月8日 3 ホテル
6月9日 4 外食産業

高月さんの記事中に出ているデータが衝撃的ですね。厚生労働省のデータでは、一日一人あたり725キロカロリー(約28%)が食品ロスになっているそうです。また、環境省によると国内の食品廃棄物は02年度で約2154万トン、同じ年に世界各国(日本じゃないですよ)から発展途上国に支援された食糧の830万トンを大きく上回るということです。そのうちの約半分1189万トンは家庭からということで、これは我々の努力で減らすことができます。高月さんが調査した京都市では、家庭ごみのうち、手を付けていない食品が9~14%、6割が賞味期限内だったそうですから、努力というまでもなくかなり減らせることがわかります。

スーパーでは賞味期限に迫ってくると値引きして売れ残りがないようにするのですが、コンビニでは認められていません。それでは売れ残りが出ないように入荷を抑えるというのは通常の考え方ですが、欠品するとお客が来なくなるそうです。これを機会損失(機会ロス)というのですが、セブンイレブンの鈴木会長も廃棄ロスを減らすより機会ロスをなくすことを重視しているようです(著書「考える原則」)。上記記事(「1」)では、「まだ食べられるのに、本当にもったいないと思う。世界には飢えた子どもが多いと聞くが、何とかならないものか」という店主の心痛を伝えています。

客である我々がそれを望んでいるということですよね。我々に何ができるでしょうか。

ひとつは、廃棄を減らすことを取り組んでいるところをひいきにするということでしょうか。AM/PMはそのひとつですね。とれたてキッチン (以前は「フローズンとれたて弁当」という名前でした) は、冷凍することによって廃棄を減らしています。サンドイッチやおにぎりは今までと同じなんでしょうが。

学校給食では残さず食べることを昔ほど強く言わないそうですね。それからO-157の影響で食べきれなかったパンや果物を持ち帰ることも禁止しているそうです。ちょっと行き過ぎだと思います。これからは教育の現場から「もったいない」教育を重視してもらいたいと思います。

ところで、これでやっと200本めです。yodaway2さんの半分のペースですね。文章の長さを考えるとさらにその5分の1くらいでしょうか(笑)。これからもスローペースでいきたいと思います。

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