人気ブログランキング |
量刑の軽減を主張するのは許せるけど...
... 殺意はなかったなどと主張するのは許せない。

山口・光の母子殺害:元少年側「傷害致死」 検察側「死刑が相当」−−差し戻し審 (毎日新聞 2007年5月25日)

事実
弥生さん(当時23歳)を強姦目的で襲い、抵抗されたため首を絞め殺害。泣き続けていた長女夕夏ちゃん(同11カ月)を床にたたきつけたうえ絞殺した。
弁護側の主張
弁護側は、独自に行った法医鑑定から殺意を否定。「弥生さんについては、騒がれたため口をふさいだら誤って首を押さえ続け窒息死させた。夕夏ちゃんについては、泣きやまないので首にひもをまいて、蝶々(ちょうちょう)結びにしたら、死んでしまった」などと傷害致死罪を主張。強姦目的についても「被害者に中学1年の時に自殺した母親を重ね、甘える思いで抱きついた」などと否定した。
どう言い換えても、殺すことが目的だったことは明らかだ。

だいたい、殺人の構成要件に「殺意」が含まれていること自体がおかしい。考えればどうなるか分るだろ、というか、考えなくても分るだろ。

なお、私は死刑自体は反対です。死刑反対を訴えるのは良いですが、その手段としてウソの主張をするのが許せないのです。

追記: 以前読んで頭に残っていた記事。私の文はこれらの記事が頭にあって書いたものということさえ忘れていました。申し訳ありません。
世に倦む日日さん: 「本村洋の復讐論と安田好弘の怠業 - 山口県光市母子殺人事件」
反米嫌日戦線「狼」さん: 「山口母子殺人事件についての安田弁護士の言い分」
by yoshihiroueda | 2007-05-25 07:34 | 社会 | Comments(16)
Commented by sabretoothjapan at 2007-05-26 02:01
死刑制度の是非については、私は態度をはっきり決めかねてますけど(やや賛成に傾いています)、死刑反対派の方のこういう「戦略」は、逆効果だとさえ思いますね。

制度の廃止という、成果が見えにくい社会レベルでの運動をするかわりに、とにかくなんでもいいから死刑判決をくださせないということで、「死刑という悪い制度の『犠牲者』を救った」という実感を得ることで満足するという態度と、社会の変革という大きな目標を見失って、目の前にあるものを破壊し殺戮することで「悪い制度にダメージを加えている」という卑小な満足感を得ているテロリスト達の発想が重なってしまうというのは、乱暴な意見かなぁ・・・。
Commented by yoshihiroueda at 2007-05-26 11:13
★ せば教授、
本来は目指す理想があって、それが社会に共通したメリットをもたらすということを主張し社会を説得すべきなのに、社会に受入れられない手段をとったら、理想自体に共感する人達まで敵に回すと思います。その意味では、民衆の中にも犠牲者を出すテロリストと同根といえるでしょう。
Commented by sofia_ss at 2007-05-27 01:38
終身刑があるといいのに・・。
Commented by yoshihiroueda at 2007-05-27 07:59
★ そふぃいあさん、
私も昨日知ったのですが、「無期懲役」と「終身刑」(ほとんどの国で仮釈放がある)はほとんど同じだそうです(呼び方が違うだけ)。
http://d.hatena.ne.jp/youhei2007/20070309
私はもっと鬼のようなことを考えています。終身刑よりもつらい刑の新設です。ガレー船の漕ぎ手とか。
Commented by raphie at 2007-06-06 07:41
もうご存知と思いますが、アメリカでは罪状ごとに刑期が積み上げられ、寿命の何倍もの期間を宣告される懲役刑では、事実上仮釈放のない無期懲役となっています。仮釈放の可能性などが曖昧に残される無期懲役と死刑の間に、このような刑が設置され、加害者に対して厳しい環境の中で反省を促す機会を残しつつ、死刑判断がより慎重に行われることを望んでいます。
Commented by yoshihiroueda at 2007-06-08 07:29
★ らふぃさん、
このコメント見逃していました、すみません。私もこの方法は良いと思います。最高の刑期が上限になると、その範囲でいくらでも罪を重ねても良いというメッセージになってしまうのではないかと思います。詐欺や性犯罪などにも有効じゃないでしょうか。
Commented by kenji at 2007-06-18 08:23 x
光市の事件ですが、遺体鑑定書には次のように書いてあります。
「加害者の供述内容と死体所見は一致しないので、Mさんの頚部を両手で全体重をかけて首を絞め続けたという状況下での犯行ではなかったことは明白である」
「加害者は右手を逆手にして、口封じのための行動をとったが、抵抗にあい、手がずれて、首を押さえる結果となって死亡させたと考えるのが、最も死体所見に合致した状況である」
検察の主張は間違いだと言っているわけです。
お子さんについても同様、検察の主張と食い違っています。
http://www.k4.dion.ne.jp/~yuko-k/kiyotaka/column10-kantei.htm
Commented by yoshihiroueda at 2007-06-18 22:33
★ kenjiさん、
なるほど、私も検察やマスコミの発表に流されている訳ですか...
でもどうしても被告の主張に真実があるように見えないのですけどね。言っていることが心の底から言っているのなら伝わるものがあると思うのですよ。逆に、心からの訴えがただの演技だったということはあり得る話だとも思うのですが。
Commented by kenji at 2007-06-19 20:50 x
どのように真実が見えないのでしょうか。
最高裁弁論要旨を読むと、検察の主張よりはよほど筋が通っているように思うのですが。
http://www.k4.dion.ne.jp/~yuko-k/kiyotaka/column10-benron.htm
また、被告は反省していないとよく言われます。
被告に会ったこともない人がどうして反省していないとわかるのでしょう。
そもそも、どうすることが反省になるのか、それは誰も言わず、ただ「反省していない」と断定するのはおかしいでしょう。
Commented by yoshihiroueda at 2007-06-20 22:13
真実と思えない点は、例えば、本文に書きましたが、
泣き止ませようと思って紐を首にまいた、というのに、死なせるつもりではなかった
という点からおかしいでしょう。結び方は関係ありませんよね。赤ちゃんを泣き止ませるのは息の根を止めるのと同義でしょう。
死姦で生き返らせられると思ったというのも、真実の言葉とは思えませんよね。
検索の主張に矛盾があるというのならその点に絞ってアピールして頂ければよろしいと思いますよ。マスコミに対してもです(裁判での主張を外に洩らしちゃいけないなんて規則はないですよね)。
Commented by kenji at 2007-06-21 20:17 x
ひょっとして、検察の主張は矛盾があると、ちゃんとアピールしているのに、マスコミが報道しないのかもしれません。
本村さんの会見はたっぷりなのに比べて、弁護団の会見の報道はあまりにも少ないですからね。
Commented by yoshihiroueda at 2007-06-22 00:22
★ kenjiさん、
おっしゃるようにマスコミが大事なことを報道しないというのはこれまでも多くあり、なんら改善されていないと思います。もちろん紙面や放送時間に限りがあるという面はあるのですが、それ以上に公平さは欠けていると思います。もちろん読者や視聴者がそれを望んでいる(そんな話なんか聞きたくない、とか)という面も大きいとは思うのですが。
Commented by robin at 2007-06-28 15:22 x
死刑廃止をするということは、どういうことかわかっていますか?
国民のお金、つまり私たちのお金で、犯罪者を養っていくという事ですよ。
この事件の犯人の少年ひとりで考えてみてもわかりますが、
この少年が無期懲役になって7年で社会に出てくるまで、私たちのお金で食べさせ、お風呂にいれて逃げ出さないように監視員もつけ、雨風しのげる施設に入れてあげているのです。
少年を弁護している 死刑撤廃のあの安田弁護士の弁護士料も私たちが出しているのですよ。
もう一度いいますよ。
あの少年を養って弁護士をつけるお金を出しているのは、
なんと、私たちなのですよ。

死刑を廃止すると、もっと犯罪が増えであろう事は必須です。
今、日本の刑務所は満杯です。
また私たちのお金を何百億円も投じて、建て増しし、あの少年と同じ犯罪者を私たちが働いたお金で養っていくのです。
死刑をなくし、終身刑を適用するなら、どんなむごたらしい犯罪を犯した犯罪者でも、一生私たちが養っていくのです。

死刑を廃止してメリットがあるのは、
私たちのお金で弁護する国選弁護士(安田氏)たちです。
Commented by yoshihiroueda at 2007-06-29 00:09
★ robinさん、
死刑廃止しなくても犯罪者を養ってますけどね。犯罪者を全部死刑にする訳にもいかないでしょう。量刑に応じて禁固懲役のコストも社会の安全を保つためのコストとして必要と考えているのでしょう。今回の被告は私も感情的には許せないですが、感情で量刑を決める訳にはいかないでしょう。抑止効果と正義感や寛容性などの価値観を考慮に入れて罪と罰のものさしや、取り調べ、裁判のルールを作って行くんでしょうね。
それから7年で出てくるというのは誤解らしいです。下記参照。
http://d.hatena.ne.jp/youhei2007/20070309
Commented by ice at 2007-09-20 01:26 x
私もアメリカでの罪状の累積に賛成です。でも、死刑制度も重要だと思います。何でもかんでも死刑って言う訳ではありません。「自分勝手な殺人」に関しては死刑も必要だと思います。
今回の被告人が言う「強姦目的では無い」とか「殺意が無い」とは筋が通って無いのではと感じます。この主張が通ると「強姦」って何?「殺人」って何と思ってしまいます。また被告人が少年だから、万が一、死刑を免れて、社会復帰した場合、どこの誰かも分からないんですよ!「怖い」と感じるのが一般的では無いでしょうか?今回の事件は、被告人が虐待を受けていたとか、被告人の家庭事情とかは理由にならないと思います。鑑定結果がどうであれ、生後11ヶ月の子供を殺害し、23歳の女性を殺し、強姦した事実は覆りません。それも自分より弱い立場の人を殺す。日本の未来が心配です・・・
Commented by yoshihiroueda at 2007-09-21 00:38
★ iceさん、
アメリカ式刑期の累積は私も賛成です。
「自分勝手な殺人」には死刑は必要、ということなんですが、「自分勝手でない殺人」ってどれほどあるのかと思いますよ。線引きも難しいと思いますし。殺さなきゃ自分が殺される状況なら正当防衛で罪自体も問われないと思いますし、「介護に疲れて...」などの状況だったら現在でも死刑になることはないと思います。
それから被告の主張ですが、人間として許せませんよね。家庭の事情も、このような事件を起こす理由にはなりません。
<< 自衛隊がクラスター爆弾を保持し... あのさあ、俺思うんだけど >>